スタンダードプラン

株式会社名鉄スマイルプラス

業務負担の軽減と評価基準の明確化で、より良い採用が可能に

働く子育て世帯のサポート事業を行う企業として2017年11月1日に名古屋で設立し、小規模保育と学童保育(アフタースクール)の2つの事業を柱に展開する株式会社名鉄スマイルプラス。子どもたちが安全に成長できる場を提供するだけでなく、学童保育事業では「英語」や「プログラミング」といったカリキュラムを提供し、時代が求めるサービスに力を入れている。採用に携わる小規模保育担当の牧野敦子さんとアフタースクール担当の伊藤曜さんに対話型AI面接サービスSHaiNのご利用状況について伺った。 

面接に関わる膨大な時間と文字化する労力の大幅削減が実現

名鉄スマイルプラスではセミナーを機に2019年3月よりSHaiNを導入している。新規オープンが続く中で人材確保は急務であり、採用担当者は小規模保育事業と学童保育事業の各1名で、現場の負担が非常に大きかった。
「これまで、評価結果を情報共有するにあたり、社内の評価基準の統一化に課題を感じていました。AI面接による評価を採用することで、この基準を明確にし可視化できる点を期待していました」と伊藤さん。
牧野さんはそのメリット以上にさまざまな効果が表れたと感じている。「例えば昨年の小規模保育の候補者は180名でしたが、全員の面接をしてその内容を記録に残すことはとても大変な作業でした。AI面接の場合、納品されるレポートには回答された内容がすべて文字起こしされているので、それぞれのエピソードをしっかり読み、人となりをより深く知ることができます」。

名鉄スマイルプラスではこれまで施設見学を兼ねた一次面接を行い、二次面接の後、合格者が役員面接へ進むというフローを採用していたが、SHaiNを採用したことで二次面接は廃止した。「来社していただく回数が2回に減り、受検者の負担を軽減することができました。また、AI面接での内容をもとに役員面接の質問を設定していますが、お一人おひとりに合わせた深い内容を聞くことができるようになりました。受検者も回答したことを理解したうえで質問されているという意識をもってくれており、非常に効果が上がっています」。

時間をかけた対話型AI面接サービスSHaiNで、候補者をより深く知ることが可能に

通常の面接で聞き取りをしたエピソードであっても、その後のSHaiN受検の際にはさらにじっくり時間をかけて深い内容まで語られているケースが多い。それぞれの受検者の人生を詳しく深く聞き取ることができるのはSHaiNのメリットのひとつだ。

「面接があまり得意でない方の場合、通常の面接ではうまく魅力を引き出せないことがあります。実際に、一次面接ではあまり良い評価が出ていなかった方がAI面接でしっかりと回答をしてくれ、採用につながったという例がありました。現場では主力となって仕事をしてくれており、AI面接だからこその採用成功例といえます」と伊藤さん。
牧野さんもSHaiNだからこそ引き出せる内容に手ごたえを感じている。「保育士志望の方は面接の経験が少ない方が多く、一歩引いて発言する控えめなタイプの方が多い傾向にあります。そのような方には周囲を気にせずゆっくり回答できるAI面接のほうが力を発揮していただけるようです」。

逆に通常の面接でとても良い印象を与えていた人物が、SHaiN受検時に全く違う態度を見せたという例もある。短時間の対人面接では読み取ることが不可能な一面だ。

数値化と評点バランスを読むことで採用基準もクリアで正確に

伊藤さん、牧野さんともに納品された受検者の評価レポートについて、7資質それぞれが表す特徴や、点数のバランスから読み取れる傾向などの説明を受けている。

「それぞれの資質が表す意味を理解し、評点だけでなく資質のバランスを読み取ることで、自信をもって判断することができます。また、入社後に活躍していただけるポジションをよりイメージしやすくなりました。もっと深く読み取れるようにして、より精度が高い判断ができるようにしたいですね」と伊藤さん。
牧野さんも期待を見せる。「AI面接のレポートは、合否を決定するということだけではなく、入社後どんな環境で力を発揮しやすいのか、どんな研修やフォローが効果的なのかまで知ることができます。これからも採用に使っていくことで、将来的には一人ひとりが最大限に活躍できるよう、ピープルアナリティクスにつなげていきたいですね」。 お二人とも採用の合否という時点で終わらない、配属や育成など将来へ向かって大きな可能性を感じている。

2019年11月19日時点